2021年日本でのYoutubeチャンネルは数十万チャンネル存在し、芸能人やスポーツ選手、社長など多くのプロが参戦し競争がより厳しくなっています。あなたの動画のクオリティがどれだけ高くても、知ってもらわなければチャンネル登録者を増やすことは難しいです。
Youtubeのプレゼント企画を運営することは簡単ではありませんが、プレゼント企画は海外でも積極的に行われており、チャンネル登録、売上、エンゲージメントを高めることがわかっています。
特にチャンネル登録者数〇〇人達成記念やクリスマス、夏休みなどのイベントにプレゼント企画をすることはとても効果的です。
1.プレゼント企画の目的を設定する
YouTubeでプレゼント企画を行う前に、自分の目標を明確にすることが大切です。
- チャンネル登録者数を増やしたいのか
- 他のユーチューバーとコラボするのか
- ファンと交流を深めたいのか
- 企業案件での視聴さプレゼントか
目標を定めることで、企画の内容やプレゼント、プロモーションの方法に影響を与えます。目標を設定することで企画が終了したときに、どれくらい達成したのか簡単に評価することができます。
プレゼント企画の目標設定を容易にするために、以下に説明するSMARTゴール戦略に従ってください。
具体的であること(Specific)
YouTubeでプレゼントを行うことで、何を得たいのかを明確に、具体的に決めましょう。
例)より多くのSNSのフォロワー、チャンネル登録、トラフィックなど。
測定可能であること(Measurable)
獲得したフォロワー数を数えるのか、それともYoutube Analyticsでクリック数を把握するのか、ツールを導入するのか、結果をどのように測定できる方法を考えてください。
例)キャぺーンツール、SNS分析ツール、Youtube Analytics、 Google Anlytics、目視
達成可能(Attainable)
あまりにも高い目標は意味がありません。現実的に目標を達成できますか?一定の期間内に合理的に達成できる目標を設定することは、モチベーションと集中力を維持するのに役立ちます。
例)1週間ごとの応募数、チャンネル登録者数、フォロワー数
関連性(Relevant)
あなたの視聴者に関連していますか?あなたのオーディエンスのほとんどがPCゲーマーであれば、iPadのプレゼントキャンペーンを行っても意味がありません。
例)ゲーム配信の場合はヘッドフォン、釣りチャンネルの場合はルアー、1日一緒に釣り
適時性(Timely)
目標の期間はどれくらいですか?期限を設けることは、モチベーションを高め優先順位を決める際に役立ちます。その期間内に目標を達成できなかった場合は、時間をかけて理由を考えてみましょう。
例)1ヶ月でチャンネル登録〇〇人、Twitterのフォロー〇〇人
2.利用規約に反する危険な方法
Youtubeのプレゼント企画は違反?
プレゼント企画を行う行為はYoutubeは禁止していません。
お金や物品などのインセンティブを渡す代わりに、チャンネル登録を応募条件にすることは規約違反となります。企業でもキャンペーンの応募にYoutube動画の視聴を促しているキャぺーンがありますが規約違反になりますので注意しましょう。
利用規約にある禁止行為
- 動画の視聴を増やす
- 高評価・低評価を増やす
- チャンネル登録を増やす
- コメントを増やす
利用規約に違反する事例
視聴者が自らの意思ではないのにもかかわらず、プレゼントと引き換えにする行為が禁止行為として考えられています。
- 先に金銭などをもらって全く興味のない動画を試聴させた
- 金品をもらって、動画に高評価をつけさせた
- 希望する賞品をコメントに書いてもらった
プレゼント企画を通して、視聴者の意思でチャンネル登録や高評価をしたケースについては、自発的な行為として、YouTube(ユーチューブ)の禁止行為に抵触しないと考えられます。
3.視聴者にあったプレゼントを選ぶ
プレゼント企画で一番楽しい部分ですが、選んだ賞品が実際に欲しいと思うものであることが大切です。またプレゼントは大きく応募数に影響しますので慎重に選ぶ必要があります。
ベストな方法は複数賞品を用意して「コアファン」「ライトファン」「新しい視聴者」それぞれが喜ぶ賞品を提供することが望ましいです。
ビックチャンネルの場合
多くのチャンネル登録者やフォロワーがいて、十分な予算もあるチャンネルは、以下の価値のあるプレゼントを用意する余裕があると思いますが、応募数も当選数も多くなるので運用コストを考慮する必要があります。
- 多額の現金
- 1000人以上の当選数
- Play Station 5 などの旬な賞品
小規模なブランド・企業の場合
小規模なブランドであれば、限定商品やクーポンを提供することなどが考えられます。同規模でビジョンが近いのブランドとコラボ商品などを提供することも有効な手段です。
- 限定・コラボ商品
- 自社クーポン・LINEクーポンなどの割引
- 限定情報(非公開URLや画像など)
駆け出しYoutuberの場合
Youtubeを始めたばかりでチャンネル登録者数が多くない場合は、一気に登録者を増やそうと高額なプレゼントを提供しても信用してもらえない可能性があります。
定期的に開催して抽選方法や当選者を発表して信用を高め、手紙やメールで参加のお礼を伝えるなどのプレゼント以外でもエンゲージメントを高めましょう。
- Amazonギフト
- 話題になる賞品
- チャンネルの特性に合った賞品
ニッチなチャンネルの場合
釣りやキャンプ、投資、格闘技、アイドルなど、ニッチなチャンネルはそれに特化した賞品や非公開情報、もしくは1日体験などが喜ばれます。
- サイン入りの賞品
- 動画への出演権
- 撮影の裏側体験
- 企業とのコラボ賞品
4.応募条件と応募フォームを選ぶ
応募条件の設定も応募数に大きく影響する要素の1つです。しかし上手に設定すれば多くの応募数を集めることができチャンネル登録の可能性も大きくなります。一番よくない方法はYoutubeの詳細欄にぎっしりと説明してしてしまうことです。
Google フォームを使う
Googleフォームは無料で使うことが出来ますが、応募完了までの入力が多いと応募が集まりにくくなります。
メリット
- 無料
デメリット
- 入力が多くなり応募数が下がる
- SNSのフォローができない
- 拡散力がない
- データ分析ができない
キャンペーンフォームを使う
リタッチはツイッターのフォローやリツイート、チャンネル登録誘導、友達紹介やLINE登録など拡散される応募条件が用意されています。専用のキャンペーンページが作成できるので、ホームページがない人でも問題ありません。 プレゼント企画が魅力的であれば数万リツイートされることも珍しくありません。
メリット
- SNSのフォローを条件にできる
- Twitterのリツイートや友達紹介で拡散できる
- 公式LINEの友達登録を条件にできる
- 応募管理・自動抽選ができて運用コスト低減
デメリット
- 有料(月額2,980円~)
キャンペーン専用ツールを導入することで、プレゼント企画でできることが大幅に増え、応募管理抽選の運用コストも低減することができます。
5.応募規約のガイドラインを決める
企業でも個人でもトラブルにならないように、応募規約を定めることは大切です。不正応募の防止や、損害賠償など応募規約を表記するようにしましょう。
必要最小限のテンプレートを用意しています。
賞品や特典の進呈はお一人様1回までとなります。複数アカウントの利用はご遠慮ください。
不正に複数アカウントや懸賞を目的としたアカウントを利用し参加されたことが発覚した場合は、応募ならび当選を無効化するなどの対応を取る場合がございます。ご了承ください。
ギフトは、ギフト詳細に記載された有効期限までに商品と交換してください。有効期限を過ぎた場合は無効となります。
賞品の譲渡・転売・換金することを固く禁止させていただきます。
本キャンペーンは予告なく中止、終了、内容の変更等をする場合がございます。
本キャンペーンに関連して応募者、その他第三者に発生した損害等について、一切責任を負いません。
6.プレゼント企画を公開
専用フォームを使うことで、動画の説明文にURLを記載するだけでよくなり、応募管理や抽選などの運用コストも大幅に下げることができます。リタッチでは、Twitterのプレゼント企画告知ツイートでURLを記載して、応募を集めることができます。
Youtube
7.当選者を発表する
プレゼント企画を告知した後は、応募期間が終了するのを待つだけです。信用を高めるために、抽選方法を告知しや抽選を行う動画を撮影し、公平に抽選していることを公開することは、応募を集めるためにとても重要です。 当選者を発表後も定期的にプレゼント企画をすることを宣言して、チャンネル登録解除やフォロー解除を抑止しましょう。
8.当選を連絡しプレゼント賞品を発送する
プレゼントの発送には住所が必要です。応募時に住所を入力してもらうか、メールやDMで当選を伝えたときに住所を返信してもらうようにお願いしましょう。
当選メールを一括で送信する
当選数が少ない場合はDMで送る方法がありますが、当選数が多い場合は名前を変えたり当選賞品を変えたりする必要があります。間違って別の当選者の個人情報など送らないように、リタッチを使って当選メールに一括でメール送信しましょう。
注意点は返信期日を決め、返信がない場合は当選を取り消すことを必ず記載しましょう。記載がない場合は返信待ちで身動きが取れなくなってしまいます。
個人情報の取扱いについて知っておく
事業者が個人情報を取り扱う場合には、会社の大小に関わらず個人情報保護法上の義務を負うこととなります。
個人情報を収集するときは、利用目的を本人に説明するか、あらかじめ公表しておく必要がありますが、利用目的を説明しなくても明らかである場合は伝える必要はありません。
- あらかじめ利用目的を特定すること(改正法15条)
- 利用目的の範囲内で取り扱うこと(改正法16条)
- 偽りその他不正な手段で個人情報を取得してはならず、適正な方法で取得すること(改正法17条)
- 利用目的を通知・公表すること(改正法18条)が必要
匿名配送する
事務所に所属しておらず、配信者が自らDIYでプレゼントを発送する場合に注意せずそのまま発送すると、配信者の実名や住所が当選者にわかってしまいとても危険です。匿名配送を使用して住所や身バレを防ぎましょう。
出典元:チケットのいろは
9.よくある質問
Q1.有名なYoutuberはプレゼント企画でフォローなどの見返りを求めていませんが、フォローなどを条件にした方がいいのでしょうか?
いい質問です。100万人を超えるYoutuberはプレゼント企画で、見返りを求めずプレゼントを提供していることがあります。これは既に多くの人が知っているので、「ブランディング」の要素としてプレゼント企画を行っているからです。
まだチャンネル登録者が少なくYoutubeとして認識されていない場合、見返りのないプレゼント企画は時期尚早です。今は1人でも多くの人にチャンネルを見てもらうことを第一優先として行動してください。
Q2.ツイートに応募フォームを掲載したときにプレゼント企画の動画を見てほしいのですがどうしたらいいですか?
プレゼント企画で視聴者に必ず動画を視聴させることは、利用規約に違反します。
いい方法でプレゼント企画の動画を視聴してもらうことが出来ます。動画名の中で合言葉を発表します。応募フォームの中に合言葉を入力させることで、プレゼント企画が視聴されます。また生配信でもこの方法は使用できますので、試してみてください。
Q3.LINEの友達追加してもらったほうがいい理由はなんですか?
公式LINEの友達になってもらうことは3つのメリットがあります。
- 動画配信・イベントを通知できる
- コミュニケーションがとれる
- 属性分析ができる
動画配信の時間にLINEで通知を送ることで、視聴者が配信を見逃すことが減り、初動が高くなりYoutubeのアルゴリズムにいい影響を与えます。
視聴者との距離を深めエンゲージメントを高めることが、ファンの構築に大事です。メールやSNSよりLINEは1対1のコミュニケーションがとれるので最適です。公式LINEは無料で作成できますので持っていない方はこの機会に作成することをお勧めします。
Q4.プレゼントを複数提供したいのですが、希望賞品をコメントしてもらうのは利用規約にあたりますか?
応募を多く集めるには、「コアファン」「ライトファン」「新しい視聴者」向けに複数用意することが望ましいですが、希望賞品をコメントすることは利用規約に違反になります。
リタッチでは応募時に希望賞品を選択してもらうことができるので、コメントに記載してもらう必要はありません。
Q5.キャンペーン型とインスタントウィン型のどちらがいいですか?
その場で当たりはずれがわかるインスタントウィン型のほうが、応募数としては多く集まります。外れた場合にフォロー解除されるのは、キャンペーンより多くなります。定期的にプレゼント企画をするなど、フォローすることのメリットを提示することが大切です。
Q6.プレゼントの予算がありません。いい方法はないですか?
もしあなたがのチャンネルが、暗号通貨、投資、料理など特化したチャンネルなら、プレゼントするのは物ではなく情報を提供をすることも可能です。 リタッチのインスタントウィンを使えば、賞品をPDFや画像、音楽ファイルや、非公開URLをプレゼントできます。
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