企業から個人までTwitterのプレゼント企画は新しいフォロワーを獲得する最適な方法です。しかし事前準備としっかりした計画を立てないと、全く応募者があつまらなかったり、利用規約に違反してアカウントが凍結されたりする可能性があります。
Twitterのプレゼント企画を成功に導くために重要なことを記載していますのでご覧ください。
Twitterの規約について
キャンペーンなどのプロモーションで利用することをTwitterは許可していますが、規約は必ず守らなければいけません。
プレゼント企画を実施するには「キャンペーン実施のガイドライン」と「Twitterルール」を準拠する必要があります。
キャンペーン実施のガイドラインについて
複数アカウントを作成させない
応募するためだけに複数アカウントを作った利用者は、全てのアカウントが停止される可能性があるため、開催側が「複数アカウントで応募した無効となること」を明記してください。
繰り返し同じツイートをさせない
例えば「1番多くリツイートした人にプレゼント」といったキャンペーンは禁止となります。特定のツイートをしてもらう場合は、「1日に複数回ツイートした場合は無効となること」を明記してください。
応募を確認できるようする
規約には「@ユーザー名を含めてツイートしてもらう」とありますが、応募が確認できるツールなどを利用すれば、「@ユーザー名を含めてツイート」は必要ありません。参加者の応募負担が増えますし、また数百~数千といった応募が集まった場合チェックすることが大変になりますので、できるだけツールを使用することをお勧めします。
関連するハッシュタグを含める
参加者にハッシュタグと関係ない内容のツイートをさせると、Twitterルール違反の原因となり利用制限を受ける可能性があります。もしツイートにハッシュタグを含めてもらう場合(#〇〇キャンペーン)は、必ずツイートに関連したハッシュタグでないといけません。
Twitterルールについて
キャンペーン実施のガイドラインに「Twitterルール」を準拠することが求められています。Twitterルールについて重要なポイントを解説します。
セキュリティの促進
他のユーザーへの嫌がらせ行為、「テロ行為」「児童の性的搾取」「暴力」、また「自殺または自傷行為」や「違法または特定の規制対象商品・サービス」の活動を促すような行為は禁止されています。
プライバシーへの配慮
他ユーザーの「個人情報の公開」もしくは、他の人に「個人情報の公開」を促す行為。本人同意のない、「裸体の描写」「私的な画像や動画の投稿」は禁止されています。
信頼性の担保
デマを拡散したり、Twitteのユーザー体験を損なう行為は禁止です。なりすましや、合成操作されたメディア、著作権や消費要件を侵害するような投稿も禁止です。
サードパーティー広告
Twitterに無許可で、他社の広告を含む動画コンテンツを送信、投稿、表示することは禁止です。
Twitterシステム上の制限
応募者にリプライやDM送信で抽選結果を送信する場合は、システム制限に気を付ける必要があります。もしシステム制限を超えてしまうと、リプライやDM送信ができなくなりトラブルとなります。
リプライの上限数
認証バッチ無
- 1日2400件 1時間100件~200件
認証バッチあり
- 3時間22000件を上限に引き上げられる可能性あります。Twitter社に連絡し申請が認められる必要があります。
DM送信機能
認証バッチ無
- 1日1000通 1時間60通
認証バッチあり
- 1日15000通 1時間600通 を上限に引き上げられる可能性があります。Twitter社に連絡し申請が認められる必要があります。
景品表示法について
日本の法律も遵守する必要があります。景品表示法とは「商品やサービス内容、価格などの表示に偽りがないように規制し、過大な景品類の提供を防ぐために景品類の最高額等を制限することなどにより、消費者の利益を保護」する法律です。
フォロー&リツート
Twitterアカウントをフォローしたり、指定されたツイートをリツイートしたりする行為は、商品の購入をしなくてもおこなうことができます。懸賞企画によって提供される温泉旅行は景品類に該当せず、景品表示法の規制を受けません。
商品購入レシートを付けてフォロー&ツイート
商品を購入しなければ本懸賞企画に応募できません。よって取引付随性が認められ、景品表示法に当てはまりますが、景品表示法の規制の範囲内で景品類を提供することは可能です。
その他の詳しく景品表示法について知りたい方はこちらをご覧ください。
多くの参加者を集めるには
プレゼント企画に多くの人に参加してもらうには、重要なの4つ項目があります。
- 信頼を高める
- プレゼント選定
- キャンペーンのタイプ
- 拡散力のある応募方法を設定する
信頼を高める方法
残念ながらTwitterでは、賞品を提供しないことや、高額な現金をプレゼントで個人情報だけを取得するなどの詐欺行為が実施されていた歴史があります。
誰もが知っている大企業のキャンペーンでは、信憑性が高く必然的に応募が集まりやすくなりますが、誰も知らない個人や中小企業がどんなに豪華なプレゼント企画を行っても、
- 賞品は本当にもらえるのか
- フォロワーが多い人だけ当選するのでは
- 個人情報だけ取られるのでは
- 詐欺かも
といった様々な心理的ハードルがあり、それを解消することで多くの応募者を集めることができます。
当選者を公開する
当選者を公開することはとても効果があります。いつどこでどんな方法で公開するのかを明記することで賞品が提供されていることを実証できます。
抽選するツールを告知する
参加者は公平に抽選されることを望みます。どんな方法で抽選するのかを明記することも信頼獲得につながります。
コレボレーションする
企業や1個人があまり有名でない場合、他の方とコラボレーションでキャンペーンを開催することも1つのテクニックです。関係するアカウントが多いほど盛り上がり、双方のアカウントの関連性の高いフォロワーを獲得できます。
プレゼントを決める
プレゼントの内容によって、参加する応募者の特性が変わります。プレゼント企画で獲得したい目標によって、適切なプレゼントを用意してください。
フォロワーが少ない場合、または多くの人に参加してほしい
もしアカウントのフォロワーが数百程度であれば、まずはフォロワー数を増やすようなプレゼント企画をお勧めします。フォロワー数が少ないとアカウントに興味をもったユーザーでも人気がなさそうだからやめておこうという意識が働きます。
Youtubeでチャンネル登録者数を非表示にできる機能が追加されましたが、チャンネル登録者数が少ない場合は、表示しないほうがチャンネル登録する確率が上がるためと言われています。
フォロワーが少ない場合はまずフォロワーを多く集めれる賞品を提供する必要があります。具体的にはAmazonギフトなど、誰がもらっても嬉しい賞品であることが大切です。
AmazonギフトやLINEプリペイドなどの電子ギフトはインスタントウィンで提供できるので、よりフォロワーが集まりやすいプレゼント企画を実施することができます。
ファンのエンゲージメント、リード獲得となるフォロワーが欲しい
フォロワーが増えただけで、実際のビジネスに繋がらなければ意味がありません。この場合はAmazonギフトなどではかくフォロワーが望む賞品もしくは、アカウントに関連した賞品を用意する必要があります。より優れた方法はターゲットごとの複数の賞品を用意することです。
1つ目はコアファンが喜ぶ賞品
すでに既存の熱心なファンはプレゼント企画を、最初に拡散してくれる一番大事な存在です。 もしあなたが企業ではなくインフルエンサーの場合は、私物やサインした賞品を提供することもより良い方法です。
2つ目はライトファンが喜ぶ賞品
アカウントに関連した、よりあなたを知ってもらうような賞品が効果的です。例えばDJアカウントであれば、DJ機材やマイク。クリエイターではイベントの無料招待などです。
3つ目はまだ知らないファンに向けて
まだフォロワーでない新しいファンに対しては、Amazonギフトなども効果的がありますが、アカウントの特性がある方が望ましいです。例えば音楽アカウントであれば、Spotifyのギフト、Bluetoothスピーカーなど、誰でも欲しくアカウントに関連している賞品をお勧めします。
プレゼント企画のタイプ
賞品が決まったらどの抽選方法を行うかを決める必要があります。プレゼント企画の実施方法には2種類あり「キャンペーン」と「インスタントウィン」という方法があります。
キャンペーン
応募期間終了後に抽選を行い当選者に連絡し商品を発送するものです。実例では前澤さんの「100万円を1000人にプレゼントします!」企画です。
キャンペーンは期間中から抽選結果発表するまでフォローを解除できないので、フォロー解除率はインスタントウィンより低くなります。
🎍謹賀新年🎍
— 前澤友作┃kifutown (@yousuck2020) December 31, 2019
【総額10億円】#前澤お年玉 100万円を1000人にプレゼントします!
100万円で皆さまの人生がよりハッピーになりますように。
応募方法は僕のフォローとこのツイートのリツイート。締切は1月7日23:59まで。
企画趣旨や当選条件などはYouTubeで説明してます。 https://t.co/kBgwwmJoaP pic.twitter.com/1Fr0Vq4i6Z
インスタントウィン
インスタントウィンとはキャンペーン期間中に応募条件を満たすと、その場で賞品を提供するものです。商品にはクーポンコードやAmazonギフト券など、デジタル賞品が一般的です。
応募者全員当選やくじ引きのような抽選するタイプのものがあります。すぐに結果が分かるため、キャンペーンより参加者が多く集まる傾向にあります。
「月曜日にdポイントがあたるキャンペーン」参加条件は2つ
— dマーケット (@docomo_dmarket) August 30, 2021
①dマーケット(@docomo_dmarket )をフォロー
②このツイートをリツイート
※RTすると、自動でリプライが届くよ
※応募期間は8月30日10時~8月30日23時59分です
※詳細はこちら→https://t.co/33m4cX7P4L#dマーケット#ゆううつな月曜日 pic.twitter.com/vcBjOnK1xx
応募方法を決める
賞品を決めると次は応募方法です。Twitterのプレゼント企画で得たい効果によって応募方法を決める必要があります。「フォロー&リツイート」がよく行われているからといって、何も考えずにフォロー&リツートのプレゼント企画をするのは少しもったいないです。
いいねやツイート、他のSNSアカウントのフォローなど効果的な応募方法を検討してください。
フォロー&リツイート
一番よく使われている方法は、「フォロー&リツイート」です。簡単で拡散力がある方法で、大手企業がこの方法を使用しています。既に多くの方がこの方法を使用しているため、目新しさはありません。
フォロー&いいね
いいねはリツートのように、リツートしたことがユーザーのタイムラインに残らないことと、いいねしたことがフォロワーにも表示されるため参加ハードルが低く拡散力があるので大変お勧めです。
フォロー&ツイート
ハッシュタグをつけてツイートしてもらうことで、期間終了後もUGCコンテンツとして使用することができます。
ツイートが必要になるため、リツート・いいねよりは参加ハードルは少し高くなりますが、フォロワー全てに表示されるため拡散力はリツート・いいねより高いです。
フォロー&リツイート&いいね
ここからはリタッチを使った応募方法になります。
フォローやリツートやいいねを複数提示することも可能です。複数の応募方法を提示し参加者が選択できるようにします。
複数フォロー&リツイート
スポンサーのアカウントやチーム全員のアカウントをフォローすることを条件とすることができます。1回のプレゼント企画でより効果を発揮することができ多くのフォロワーを獲得することができます。
インフルエンサーの方で企業案件などをおこなうときは、企業のフォローをお願いしたりすることができます。
フォロー&リツイート&他のSNSへ誘導
ツイッター以外にも多くのSNSに対応しています。もしTwitter以外のフォロワーを増やしたい場合にもとても有効です。
主要SNS
- LINE
動画配信者
- Youtube
- ツイキャス
- Twitch
ゲーム配信者
- Youtube
- Twitch
アーティスト
- Apple Music
- Spotify
プレゼント企画を開始する
プレゼント企画の準備ができたら、たんさんの応募がくるように多くの全てのSNSやメディアで告知してください。
告知後にすることはあまりありなく、多くの応募が集まり無事にプレゼント企画が終了することを願うだけです。応募期間が終了しましたら抽選を行ってください。
抽選する
プレゼント企画の応募期間が終了したら抽選します。手動で抽選も可能ですが、信憑性を高めるにはツールを使用することをお勧めします。
リタッチ
リタッチではフォローやリツイートの応募データを保存しているので、自動で抽選が可能です。当選者の公開機能を使って、当選者を公表することができます。
当選者をTwitterで公開することで応募者はワクワクすることができ、信憑性が高くなりますので次回応募にもつながります。
抽選った―
小規模なプレゼント企画で使われている場合がありますが、注意事項にあるとおり最新100以上のリツートは取得できないません。7日間の検索APIでは全てのリツイート正しく取得することができません。つまり、リツイートを正しく行ったのに応募していないとみなされてしまいます。 また鍵アカウントも取得できないため、公平な抽選を行うことはできません。
アカウントを公開していない鍵アカウントのフォロワーは友だちが多く、親密性が高いためリツイートからフォローされる確率は圧倒的に高いです。鍵アカウントが参加できないというの大きなデメリットです。
あたれら
あたれらも同様で抽選った―と同様になります。有料プランはなくリツイートのみしか抽選できません。
すぐにフォロー解除されてしまう
プレゼント企画を行うときによく心配されるのが、すぐにフォロー解除されてしまうのではという点です。プレゼント企画が終了してもフォロー解除されないようにするにはどうすればいいのか。
フォロワーに必要な情報を提供
一番大切なのは、フォロワーに「このアカウントをフォローしてもメリットがないな」と思われないことです。
例えばキャンプの特性が強いアカウントであるにもかかわらず、芸能人関連のツイートをしたり、特定の人のアカウントばかりリツイートしたりする行為や、アカウントの広告ばかり行うアカウントはフォロー解除率が高くなります。
フォロワーにとって特になる情報や、おもしろいツイート、お得な情報や限定セールイベントといったフォローするメリットがあると認識されることが大事です。
定期的にプレゼント企画を実施する
アカウントの成長や1年を通したイベント時にプレゼント企画をすると、応募数が増えることは実証されています。
例えば
- フォロワー1万に達成記念
- 新商品リリース記念
- 新チャンネル解説記念
- 母の日プレゼント
などで、1年を通して企画し定期的にプレゼント企画を行うことで、フォローするメリットがあると認識されフォロー解除されなくなります。
フォロワーとのコミュニケーション
フォロワーからのリプライに対して返信したり、フォロワーのツイートに対してリアクションして親密度を高めることが出来ます。
何かテーマを決めて、ツイッターに写真を投稿して参加したりするプレゼント企画を実施することもフォロワーコミュニケーションの一つです。